愁苦辛勤
わからない。
どうして僕は愛されないのか。
色素の失った血液が静かに頬を伝って零れ落ちた。
止まらなかった。
このまま枯れて死んじゃうんじゃないか。
僕はこのまま誰にも必要とされず、愛されることもなく消えてしまうんじゃないか。
僕の気持ちなんて大人にはわからないだろう。
十八をまだ子供だという大人には。
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